夏休み1-平湯~上高地♪
★夏休み1-平湯~上高地♪
不安な天気…でも、予定通り7月25日(土)の23時頃出発。
と思いきや、エンジンがかからない…、先日のバッテリーあがりが…。
交換しようと思いつつ、時間がなく旅行から帰ってからと思っていたのが…。
仕方ないので、お隣に救援をお願いし、とりあえずGO。
途中、コンビニに立ち寄り、不用意にもエンジンを切ったら、またしても…。
またまた、コンビニのお客さんに救援を…。
ところが、いつもと異なるルートに入ってしまい、それでなくても不案内な愛川町の
内陸工業団地内でうろうろ。
夜だと、どこを走ってるのかもわからない…。
やっと、知ってるエリアに…。
結局、自宅エリアにほど近いガソリンスタンドに駆け込み、バッテリー交換を。
夜中は整備士がいないとかで、売ることは出来るが、取り付けはしてはいけない
規則なんだとか。
自分で交換し始めると、そのお兄さん、「お手伝いしますよ。」と言ってくれて、
とうとう全部やってくれた。
とても助かりました、ありがとうございました。
家を出てから1時間半後の0時半。
日付も変わり、ようやくホントの出発。
相模川沿いの県道をひた走り、愛川町の山の中にある大規模公園墓地の前…。
夜中は気持ちわるい…。
半原から国道412号を北上し、相模湖町で国道20号へ。
1時半には中央自動車道・相模湖ICから。
夜中の高速とはいえ、ほとんどクルマは見えない。
あっと言う間に岡谷JCTから長野自動車道へ。
ETCカードのおかげで1,000円。
3時半、松本市内で少し買出しと、ガソリン補給。
昨年の木曽の山の中、ガソリンが10円ほど高かったので、街中で小まめに。
いよいよ、野麦街道(国道158号)を西へ。 上高地へ♪
昔なら迷わず沢渡の駐車場に向かうとこだが、今は平湯へ行く方がベター。
ま、上高地から東京方面に戻る場合は沢渡の駐車場もいいだろうけど。
僕は昔から、あの沢渡の喧騒が嫌いっ。
それに、どこがどうなんだか、非常に解りにくい。
上高地からとんぼ帰りで神奈川の自宅に戻るにしても、僕なら平湯を選ぶ。
といっても、この時点では平湯の詳細は知らなかったのだが…。
こんな記事を書くと、いずれ平湯が喧騒に包まれることにもなるのかな。
松本インターから上高地までは約42km、平湯までなら47km。
安房トンネルのおかげで、距離的にも、そして時間的には劇的に短縮♪
前を走るタクシーの速いこと。
恐らく登山者を乗せているのだろうか。
後ろからもタクシーが。
夜中の暗闇の中、かなりの勾配、小雨の濡れた路面、曲がりくねった道路と
狭く曲りくねったトンネルの連続…、タクシーに尾いていくのがやっと。
最終日の帰り道、明るい中で走っていて、少しばかりぞっとした…。
無謀だったかな。
上高地を過ぎた頃には空が少しばかり白み始めた。
初めての安房トンネル♪
10年余、想い続けた安房トンネル♪(ちょっと大袈裟か…)
■安房トンネル物語
12年前の1997年(平成9年)夏、その前の年まで赴任していた金沢へ家族旅行
した帰路、高山、乗鞍に立ち寄り、その帰りに通った国道158号はトンネル工事の
真っ最中。
旧道だと2時間ほどかかった記憶が。
とにかく険しく、狭く、曲りくねっていて、対向車を待つことしばし。
その年の暮れに安房トンネル開通のニュース。
その2時間かかったルートを、たったの5分で抜けることができる。
ひどい時は5時間かかることもあったとか。
長野県と岐阜県の県境にはだかる、難所中の難所…。
調査開始から33年間、着工から17年かかった大プロジェクト。
奥飛騨温泉郷というだけあって、温泉には都合よいのだが、トンネル工事にとっては
難関。 高温とガス、出水との闘いであったのか。
中部縦貫道の一部として貫通したトンネルなので高規格だが、
中部縦貫道は遅々として…。
いや、今のままの方がいい。 高速ですっ飛ばすには勿体無い。
なお、この安房トンネルではETCカードは使えません。
神奈川から松本までが1,000円なのに、このトンネル4km余で750円。
・安房トンネル
松本インターから1時間、安房トンネルを抜けると、そこは平湯。
4時半に到着し、まずは記念撮影。
みるみる夜が明けてきます。
気温は15℃。
いよいよ上高地への第一歩。
この数百m先にある平湯バスターミナルへ。
中に入ってみて、ちょっと不安が…。
一般車の駐車場が狭い…。
看板をよく見ると一般車は「あかんだな公営駐車場」へと書いてある。
一抹の不安を覚えながら、書いてある通りに1kmほど先のあかんだな駐車場へ。
とにかくだだっ広い駐車場。 さっきのバスターミナルとは大違い。
そんな広い駐車場に、かなり多くのクルマが。
でも、ホントにここから上高地行きのバスが出るのかな…。
そんなことを考えて、バス停へ急ぐと、4時50分発の始発のバスが大勢の乗客を
乗せて出発。
僕たちは、2番目の5時20分発のバスを待つことに。
ここの待合室はまだ新しく、ログハウスが気持ちよい。
人もまばらで、係りの方も親切な方。
快適に過ごしているうちに、バスが。
早速、乗り込むが、先ほどのように満員どころか、がらがら。
やはり、夜中から駐車場で仮眠、待機していた方が相当いらっしゃるってことか。
とても、天下の観光地、上高地へ向かうバスとは思えない閑散とした雰囲気。
ごみごみしたのが大嫌いな僕にとっては思ってみなかった幸運。
こんな平湯でも、夏は朝8時頃からお昼頃まではお客さんが大勢押し寄せ、
ピークなんだとか。
やはり、早朝狙いがベスト。
ところで、僕はこの平湯からの上高地行きバスは平湯バスターミナルからだと
ばかり思っていたのだが、実際はあかんだな駐車場からだった。
いや、詳細には、平湯バスターミナルからなのだが、ここあかんだな駐車場から
平湯バスターミナルまでは、無料シャトルバスということになっている。
それも、いろいろなガイドブックや、パンフ、看板にも本当のことが書いてない
ように見受けられる。
平湯バスターミナルは民間業者のドライブインをバスターミナルとして使用されて
いて、一般車の駐車場は狭いし、ドライブインなどの短時間利用のためと看板に
書かれている。
そして、あかんだな駐車場へ行けと…。
マイカーの旅行者にとっては、分かりにくいことこの上ない。
ま、僕がバスターミナルという言葉に思い込みしてしまったのかも知れないのだが。
それにしても、あかんだなとの無料シャトルバスのことについても不可解。
通常の上高地との連絡バスがそのまま「あかんだな駐車場」との間を運んでくれる。
それだったら、「あかんだなバスターミナル」と「平湯バスバスターミナル」と2つの
バスターミナルにしてくれた方が分かりやすいのに。
それと、ガイドブックやパンフ等に「あかんだな駐車場」の文字が見当たらないが、
マイカーはあかんだな駐車場へと、きちんと明記すべきだろう。
何か事情があるんだろか。 …不可解…。
あかんだな駐車場のクルマ。
あかんだな駐車場のバス停。
上高地行き濃飛バス。
すっかり夜が明けていた。
なお、上高地との連絡バスには松本電鉄バスのHighland Shuttleも運行されている。
ちなみに平湯バスターミナルは、こんな感じ。
一般車の駐車場スペースはわずか。
既存のマップにあかんだな駐車場を加筆してみました。
★あかんだな駐車場はココ
↓
■
上高地行きバスに乗り込み、安房トンネルを抜け、あの釜トンネルへ。
昔は岩肌むきだしの幅員4.3mという狭いトンネルで片側交互通行の暗いトンネル。
そんなトンネルも1999年の土砂崩れによりトンネル通行不能となり、2002年と、
2005年の二段階の工事を経て、現在の立派なトンネルに。
そんなルートを通って、20分少々で上高地・大正池バス停で下車。
持参したおにぎりで早めの朝食。
ここから梓川沿いに歩き河童橋へ向かうことに。
今にも降りだしそうな空…。
大正池は霧が…。
もちろん、あの焼岳なんか見えるわけもなく。
やっぱり神秘的、魅力的♪
湖面に漂うガスがなんとも。
マガモが近くに。 全然、逃げない。
大正池から河童橋まで梓川沿いに約3.7kmの散策路。
田代湿原あり、田代池あり、自然研究路ありの大好きなルート。
川の水はほとんど氷水。
トモエソウ。
ノアザミ。
1時間少々で河童橋が見えてきた。
とにかく早朝…、人もまばら…♪
もちろん、登山される方も早朝出発が当たり前。
この頃から雨が…。
もの凄く増水していて、流れもきついけど、不思議と濁らない梓川。
実は、最近まで河童橋が吊り橋だって気づいてなかった…。
今日、確かに揺れていて納得。
上高地といえば帝国ホテルもいいけど…。
こちら五千尺ホテルも最高。
河童橋を登山者が…。
単独行かな…。
雨が強くなってきたので、河童橋を渡り、五千尺ロッジに隣接する
カフェテリア・トワサンクでお茶を♪
こちらのりんごのパイが美味しそうでしたが、あいにくお腹がいっぱいで…。
雨があがり、今日は上高地の奥、明神まで歩くことに。
登山していた頃が懐かしいルート♪
あの頃、こっちは重装備していたのに、明神あたりではハイヒールのお嬢さんを
見つけてびっくりしたもんだ。
ここは、登山者と観光客が微妙に交わるとこ。
今日は両方の気持ちで…。
昔、こんなに立派だったかな…。
この光景は変わらない…。
日も差してきて、大好きな光景♪
3km少々、ようやく明神橋が。
こちらも美しい吊り橋。
そして、道すがら、数々の草花が♪
まずは、どこにでもあるオダマキ。
そして、キンミズヒキに、オオハナウド。
明神館で休憩。
こちらでよく見かける
安曇野のむヨーグルト。
美味しい♪
そこへ、見たことのある顔…♪
会社の同僚たち。
いや、正確には元同僚たちがほとんど。
入社年次も近く、同じシステム部門で苦楽をともにしてきた先輩、同期、後輩。
もう30年近くも前の事。
その後、部署を変わったりして…。
部署が違うと、同じビル内でも数年、顔を見ないなんてこともざら。
そして、数年前に実施した大規模リストラで、希望退職に応じて去っていった
仲間もちらほら…。
一人は豪華客船で世界一周旅行してきたのだとか。
そのうちの数人がたまに山歩きなんぞしているのだとか。
若い頃は山には見向きもしなかった彼らが、どうした心境の変化か。
明日は焼岳を目指すと…。
山の神様が引き合わせてくれたのかな。
了解とってないので、小さく小さく…。
懐かしい顔、顔…♪
お元気で♪
明神池にて。
ここは、穂高神社奥宮の境内にあって、神域。
見学には拝観料(300円)が必要。
昔、拝観料なんかなかったような…。
なかなか神秘的。
嘉門次小屋。
日本近代登山の父といわれるウェストン。
そのウェストンの山岳ガイド役の嘉門次の住まいであったとこは、今は山小屋
として親しまれている。
近くの清流。
岳沢湿原。
お昼近くになり、人も増えてきた。
右手に見えるのは六百山。
上高地に入って、約11kmの散策♪
登山する者にとっては、ただの平地の11km。
普段歩くことが少なくなって、なかなかの運動量になった。
上高地♪
やっぱり来て良かった♪
またちょくちょく訪れたい♪
お昼近くの河童橋は、朝とは大違い。
人で溢れていた…。
上高地で最も大好きな光景♪
穂高連峰を…♪
岳沢、涸沢方面をのぞむ。
上高地は早くからマイカー規制を行い、その上、災害をきっかけに釜トンネル
や道路の整備を行ってきたので、余裕なのかと思ったら、全く違っていた。
帰りのバスは、上高地バスターミナルから出るに出られない大型観光バスや、
シャトルバスのせいで、出発が30分以上も遅れた。
これは道路が混んでいて、ターミナルから出ることが出来ない状態なんだとか。
僕は昨夜は寝ていないので、格好の爆睡時間となったが。
その上、一旦、道路に出ても、対向車のほとんどは大型バス…。
すれ違いできない箇所では、待つことしばし。
そんなこんなで、来るときは20分少々だったのが、出発できなかった30分も
加えて1時間半もかかった。
最近は観光バス規制も行っていて、観光バスといえども入れない日が設定される。
やはり、マイカー規制は当然だったのだろう。
上高地はマイカー規制の発祥の地と言われているが、それもそのはず、1975年
(昭和50年)に始まったのだ。
昭和40年代とはいえ、マイカーの普及ぶりは凄まじく、逆に上高地の駐車場は
狭くて、ごく限られたクルマだけが駐車できたという。
その上、駐車時間はかなりの長時間…。
トイレもなく、Uターンもままならず、地獄だったという…。
ほとんどのクルマは夕暮れ時にようやく駐車場に着いたとか。
・上高地・観光バス規制
・上高地公式サイト
■過去記事
・上高地に行きたいと考えていたら…♪ 2007.07.16
~~ つづく ~~
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コメント
上高地へ、いいですね~。
夏の上高地を満喫するには早朝がお勧めですよ~。
その上、平湯が身近になったので、選択肢が増えて楽しみも♪
この「平湯~上高地♪」の記事、隠れたベストセラーなんですよ♪
ランキングにはぎりぎり出てこないのですが、4月以降5ヶ月間という長期にわたりコンスタントに~。
さすが上高地です。
土砂崩れが早期に復旧したので、ウチも行きたかったです…。
投稿: ゆ~ちゃん♪ | 2011/08/18 18:07
上高地行くのに参考にさせてもらいました!

お陰で早朝に行って混雑を避ける事が出来良かったです
投稿: | 2011/08/18 07:02