箱根2-強羅~宮ノ下♪
★箱根2-強羅~宮ノ下♪
日曜日もぴっかぴかの快晴♪
会社の保養所、たまにチェックしているのだが、箱根は12月も来週くらいまでは
空室がないほど盛況。
年末年始はものすごく殺到。
たまたま、運よくキャンセルが発生♪
それも強羅♪
そんなことで急遽やってきた♪
■
朝起きて、ロビーで読売新聞朝刊ローカル面を見てびっくり。
なんと、「かながわ駅めぐり」で強羅駅が♪
宿から歩いてすぐのとこに強羅駅がある。
箱根湯本駅から箱根登山鉄道線に揺られて終着駅が強羅駅。
徒歩ですぐのとこに、函嶺白百合学園がある。
その函嶺白百合学園の事にも触れられていて、東京九段の白百合学園が戦中
、空襲を逃れてこの地へ。
そうだったのか…。
函嶺白百合といえば、苦い思い出が…。
昔、取引先の社長さんと雑談をしていて、娘さんが東京からわざわざ強羅まで
通学しているとの話を伺った。
…白百合なら知っているけど、函嶺白百合は知らないというような受け答えを…。
そして、登山電車で通学なんてと鼻で笑ったような…。
そうしたら、なんだか蔑むような口調に変わった…。
後でこの学校を確認して冷や汗…。
東京、横浜あたりから生徒が登山電車で通学してくる学校。
なんなんだ…。
そう、そこまでしても通わせたい学校。
・函嶺白百合学園 小学校
・函嶺白百合学園 中学校・高等学校
標高553mの地にある強羅駅は箱根登山鉄道線の終着駅であるが、箱根登山
ケーブルカーの始発駅でもある。
ここから早雲山まで駆け登り、箱根ロ−プウェイーに乗り換えれば大涌谷へ。
さらに先に進めば、芦ノ湖の桃源台に。
もちろん、桃源台からは箱根海賊船が。
海賊船はただの遊覧船ではない、れっきとした定期航路をいく立派な旅客輸送を
担っている。
つまり、新宿駅から小田急に乗れば、最後の最後まで小田急が面倒みてくれる。
・箱根登山鉄道wikipedia
・箱根登山鉄道鉄道線wikipedia
・箱根登山鉄道鋼索線wikipedia
前置きが長~くなったけど、そんな強羅駅♪
登山電車も♪
箱根登山鉄道モハ2形。
右のほうで少し顔が見えるのはモニ1形。
荷物車のモニではあるが、実際は工事用資材などを運ぶ電動貨車。
旧型車両は総称して100形とも。
モハ1形、2形とも小田急ロマンスカー3000形SE、SSE、3100形NSEに準じた
塗色。
但し、このモハ108号のみ昭和30年代の旧塗装で金太郎塗装。
モハ1形、モハ104号。
箱根登山鉄道2000系電車。(レーティッシュ塗装)
スイス、レーティッシュ鉄道の経由地サンモリッツにちなみサンモリッツ号。
この車両のみ「形」ではなく「系」を使用…。
1000形。
スイスのレーティッシュ鉄道のベルニナ線にちなみ、ベルニナ号。
本来はレーティッシュ鉄道のカラーなのだが…。
現在、箱根登山鉄道創立120周年を記念してリバイバル塗装に変えられたまま。
小田急線の赤い電車は、これらのカラーにちなんで塗色されている。
■過去記事
・梅雨みたい… 2010.05.24
・小田急の赤い電車デビュー♪ 2009.02.23
実は宿のすぐ近くにあの「田むら銀かつ亭」が。
朝9時半過ぎに行ってみたら既に名前が書きこまれてた。
僕らも2番目に書きこんだ。
オープンは11時半…、2時間もある…。
この2時間で近場を散歩。
散歩と言っても強羅という所は坂、坂、坂。
さらに、急坂、急坂、急坂…。
30年前…。
僕の初めてマイカー、初代スターレット(パブリカ・スターレット)はここの急な下り坂
でのフットブレーキの使い過ぎでブレーキから白煙事件を起こした。
初心者はよくやったもの…。
白煙にすぐ気がついたので大事にならなかったけど、長い時間白煙を上げ続けて
いると、ブレーキが完全に効かなくなる。
その場合はハンドブレーキを使うか、ハンドブレーキが危険な場合だと、道路脇
のブロック塀や石垣にでも車体をこするようにして止まるしかない。
あまりに勢いがつき過ぎて、エンジンブレーキじゃコントロール不能になるほど
だから、ついフットブレーキを。
それほど、この強羅は急坂の街。
今のクルマはこんな坂はなんでもない。
技術の進歩ってすごい。
ま、登山鉄道が、この強羅が終点というのが急坂の証拠。
普通の鉄道では無理っ。
ここから先はケーブルカーなのだ。
ケーブルカーで登る同じ勾配の坂道をクルマで行くのだから、昔のクルマじゃ悲惨…。
そんな坂道を散歩してみた…。
実家のある大倉山の坂も目じゃない。
まずは駅裏にあるバスの降車場。
ここでバスが折り返すのだが、急坂の街なので、広大な面積はない。
従って、バスがターンテーブルに乗っかって回転するのだ。
これは90度回転したとこ。
さらに90度回転して向きを変えた。
駅の脇から強羅公園に向う坂道へ。
10分しないとこに強羅公園入口。
すぐ横にはケーブルカーの次の駅、公園下駅が。
強羅駅からわずか300m弱。
公園とはいえ入場料500円。
大正3年(1914年)開園したフランス式整型庭園。
まもなく開園100周年。
・箱根強羅公園
強羅公園といえば、この噴水♪
いや、強羅公園で唯一覚えていたもの。
ウィンターコスモスが可憐♪
なぜか、この公園の上空は航空機が次々と…。
西へ東へ、中には北へ。
かなりの高度。
ここは航空機の飛行ルートだったのか。
目を転じると早雲地獄が。
この向こう側が大涌谷。
強羅公園は有料だけあって、数々の施設が。
噴水、ローズガーデン、白雲洞茶苑、熱帯植物園、ブーゲンビレア館、クラフト
ハウスも人気があるらしい。
白雲洞茶苑は開園と同時にあったようで、初代はあの純翁・益田孝、そして、
横浜の三渓園で有名な三渓・原富太郎、耳庵・松永安左ヱ門に受け継がれて
きた名茶室群。
蒼々たる顔ぶれ、さすが強羅。
熱帯植物園は、この時期、イルミネーションやツリーが♪
ブーゲンビリアも♪
それでなくても暑かったのに、熱帯植物園…。
汗ばむを通り越して、汗だく…。
外、日陰はそこそこ寒いのだが、かえって気持ちよい。
駅近くの、あのお店へ。
11時25分に到着。
ちょうど最初の組8名が店内に。
そして、僕たち。
わくわく…♪
店内はかなり広い。
どんな料理なのか。
店内でいろいろ世話をしていただいた従業員の方、中国の方だと思うのだが
すごく気配り、目配りして、さらには愛嬌、愛想がよくて。
最近はどこのお店もマニュアル通りの接客で、こういう気の効いた接客をされた
ことがない。
接客のプロだなって感じた♪
料理が運ばれてきた。
見た目はとんかつのカツ煮。
中は豆腐。
味は、はっきり言って普通に美味しい…♪
この頃、上の写真の比じゃなく、ぎっしり人が…。
なんで、こんなに人を呼べるんだろ…。
接客もそうだけど、料理もきっちりと作られている。
こちらのお店、豆腐かつ煮だけじゃなく、ロースかつもメニューにある。
今度は和豚もち豚とか、ルイビ豚なんか、食べてみたい。
人気が人気を呼んでいる…、典型例。
豆腐かつ煮御膳。
デザートはゴマ豆腐。
これも美味しかった。
最近、こういう具合に人気が過熱して、イレギュラー的なパワーを使わないと
達成できないケースが増えてる。
ネットの産物でもあり、色んなメディアの力もあり、とかく絶句することが多い。
12時過ぎ、食事を終えて、店の外に出るとホントにぎっしり。
一体何時間待ちなのか。
・箱根強羅駅下 田むら銀かつ亭
ここまで来たら、箱根登山ケーブルカーにも。
終点の早雲山駅まで約1.2km、所要時間10分、途中4駅。
ふたつ目の公園上駅から上下のケーブルカーが交換する行き違い所を。
大山ケーブルカーの場合は行き違い所が駅になってるけど、ここは何もない。
早雲山駅に到着して、展望台に。
強羅の大文字焼きとして有名な明星ヶ岳。
ちょっと見えにくいですが、まん中あたりに「大」の文字が。
宿からは見上げるような位置だったのですが。
ここから、この箱根ロープウェイに乗れば大涌谷へ。
さらに乗り継ぐと桃源台に出て、芦ノ湖散策、芦ノ湖遊覧へ。
僕らはここからUターン。
強羅に戻るケーブルカーが到着。
ケーブルカーも電車…。
このケーブルカー、パンタグラフがついてる。
…、高尾山や大山のケーブルカーの写真を見直したら、やっぱりついてる。
気がつかなかった。
大山のはなんと上になる方は左右2つ、下側は端に1つ。
変則的についてる…。 今度、勉強しておきます。
気を取り直して…、こちらは行き違い所にて。
上りのケーブルカーがみるみる離れて…。
強羅駅に到着して、あらためてパチリ…♪
スマートな車体。
ン十年ぶりの強羅を後にして、急坂を下る。
さすがに今のクルマ、何事もなく…。
ホントに凄い急な坂道。 絶対歩きたくない坂。
そして、ママのお目当て、宮ノ下へ。
また国道138号。
国道138号といえば、どちらかというと山中湖、河口湖への道路ってイメージ♪
国道13×号って、お出かけ道路♪
134号:湘南道路
135号:東伊豆(小田原~下田)
136号:西伊豆
137号:河口湖~一宮町・御坂町
138号:箱根宮ノ下~山中湖~河口湖
139号:河口湖~富士五湖(?)~富士宮
ついでに国道133号は横浜港大桟橋のとこの開港広場前~桜木町1丁目交差点
のたった1.4km。
132号は川崎港にある4.5km。 131号は羽田空港から大森警察署前の20km。
130号は東京都港区東京港~同区芝1丁目をむすぶ0.48kmと全国で2番目に
短い国道。
国道138号はこの宮ノ下の「宮の下交差点」まで。
ここから先は国道1号。
東は湯本へ、西は元箱根を経て三島へ。
なお、箱根新道は国道1号のバイパス。
宮ノ下あたりで駐車場なんて至難の業。
こんな時期でもクルマがぎっしり。
で、元箱根の方へ右折して、途中でUターン。
富士屋ホテルのというか、ピコットお目当ての駐車場が。
すんなり入れてくれて、その上、無料♪
道路を渡り、富士屋ホテルへ。
山の上の紅葉はほとんど終ってたけど、下界に近いとこは紅葉がきれい。
道路を塞ぐように赤い紅葉が~♪
そして、恐る恐るPICOT(ピコット)へ。
えっ、何事もなく店内へ♪
外には”最後尾”の看板がさりげなく…、いや、用もなく立てかけてあった。
すんなり店内に…♪
こんなはずじゃなかった…。
いや、良かった♪
でも、お目当ての宮ノ下ロールは少し前で売り切れ…。
仕方ないので、宮ノ下チーズケーキを…♪
チーズケーキもあと2つだった。
チーズケーキ、めちゃ美味しかった~♪
家族3人では1回では食べきれない…。
宮ノ下も強羅と同じタイミングで来て以来…。
このクルマの渋滞と人の多さも足を遠のかす原因…。
でも、今日は折角来たのだから…。
この光景はTVとかで御馴染み…。
素敵なお店が並んでるけど、クルマの多さ、人の多さ…。
駐車場に戻ってきて、渡邊ベーカリーを見たら、がっくり…。
参戦する気になれない…。
でも、温泉シチューパン食べたかった…。
久々の箱根。
それも、さらに久々の強羅、宮ノ下。
湯本手前から渋滞…。
この後、湯本でもぶらぶらしようかと思っていたのだが、宮ノ下よりもすごい。
パス…。
湯本に行くならロマンスカーがいいな♪
国道1号、紅葉がきれい♪
函嶺洞門に差しかかり、箱根駅伝のTV中継ポイントだって思い出した。
函嶺洞門は昭和6年に造られた非常に古い施設。
旭橋や千歳橋も同じように古さを感じさせる。
どちらも「土木遺跡」のプレートが貼られていた。
ところが、バイパスを建設中で、平成22年度中には完成予定なんだとか。
でも、かなり遅れている様子…。
バイパス開通後は歴史ある函嶺洞門とかは車両通行はさせない。
つまり、土木遺跡として立派に用を成しているのに、いずれただの遺跡、史跡
になってしまう。
ま、80年も頑張ってきたんだから、そろそろ…。
てことは、箱根駅伝でのあのTV中継は…、ちょっと寂しい…。
ところで、強羅の函嶺白百合学園といい、函嶺洞門といい、函嶺(かんれい)って?
昔は箱根とも函嶺とも言ったそう。
函嶺の「函」はハコとも読みますね。 なるほど…♪
東海道本線の丹那トンネルの出口(向こうの人にとっては入口か…)は函南駅。
この駅は静岡県函南町に。
函嶺の南側に位置するので、函南という地名に。
クルマで通り過ぎてしまって、パチリしてない…。
どんなものかこちらでご覧ください。
・函嶺洞門・旭橋・千歳橋
~~ 完 ~~
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コメント
mayuさんへ
普通の豆腐の中に薄く挽き肉がはさんであって、ほとんど肉のない食べ物です~
でも、カツ煮っぽくて美味しいです♪
もう少しで完結

頑張ります
投稿: ゆ~ちゃん♪ | 2010/12/07 20:19
すぐに食べ物に反応しちゃうけど、豆腐のカツなの???
私も作ろうかな~~~。
そんなものが世の中にあるのね
水辺の花もきれいだし~ブーゲンビリアもきれ~~~

楽しそうだね~~
第三段、待ってま~~~す
投稿: mayu | 2010/12/07 09:13