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2011/08/20

夏休み-北陸・山中温泉♪

夏休み-北陸・山中温泉

16日、早朝からUターンラッシュの渋滞に遭遇し、一般道を楽しく快走。
そして、北陸路へ。

石川県に入ると故郷に戻ってきたような気持ちに。

尼御前SAからものの数分の片山津インターで降りる。
金沢支店時代、ここにも営業で定期的にまわってた。

片山津インターは真ん中に信号があって、最初はどきっとした。

インターを降りたら、見慣れたエリア。
躊躇することなく走れる。
さすがに細かい部分は標識を見てしまうけど、ほぼ覚えてることに感激。

まずは片山津温泉へ、柴山潟の湖面がキラキラ。
とにかく何を見ても懐かしい。

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この柴山潟を囲むように温泉が。
旅館・ホテルが林立していたのだが、僕が金沢に着任してすぐにバブル崩壊の
結果、旅館やホテルが相次いで破綻。

荒廃した光景があちこちだった。
そして、今は自力で頑張ったとこ、大手のホテルチェーンに買収されたとこなど。

今も総湯を中心に温泉街として活況。


こちら石川県は地銀、第二地銀、信金、そして信組も合わせると20ほども
ひしめいていた。
破綻、不祥事、いろいろな経過により、今では淘汰されそれなりの規模のとこが
生き残ってる。

昔、ここをまわってると加賀信組とか加南信金なんてのがあったのに、今では
「きんしん」(金沢信用金庫)と北国銀行にほぼ集約されたのがわかる。
金沢から能登にかけては能登共栄信金が頑張ってる。
CDもATMもない信組がいくつもあった。
本店しかない信組も…。
小さな信金、信組の職員さん、どうされたのか…。

第二地銀の石川銀行本店がお隣さんだったのに、いつの間にか不祥事問題
だったか、なくなってしまった…。
第二地銀といっても、金沢信金よりもスケールは小さかった…。

東京に戻って、ある日、僕が担当していた方の名前が新聞に載ったときは
ホントに驚いた。
あの方が…、そんな思いだった。

日本の金融機関って、地銀、第二地銀、信金、信組にいたるまで、メガバンク
の色がついてたりする。
最近では外資の色がついていたりして、ややこしいけど。

そんな「きんしん」の前で。
金沢は「かなざわ」なので、「かなしん」かと思いきや、金沢では金を「きん」と
表現することが多い。

ここは昔は何だったかな…。
加賀信組本店だったような…、記憶が定かでない。
少し左手の方だったかな。
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ここからJR加賀温泉駅の近くを通り、今夜の宿泊地である山中温泉へ。

ホントだったら、お昼はここらでなんて密かに考えていたのだが、移動でほぼ一日
を費やしてしまったので…。
中途半端な時間に到着。
町はずれにある道の駅「山中温泉ゆけむり健康村」へ。

道の駅・山中温泉ゆけむり健康村

ゆけむり健康村ゆーゆー館


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お~っ♪
電車♪

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旧北陸鉄道・加南線を走っていた日本初のアルミ車体の電車・元祖「しらさぎ」。

国鉄北陸本線大聖寺駅からここ山中まで。
昭和38年に登場して、昭和46年の廃線まで活躍した。

その後、大井川鉄道に譲渡され、2001年(平成13年)まで活躍したが、その後
処分保留で留置、2005年に山中温泉に里帰りした。
静態保存されて車内にも入ることが出来るが、痛みが目につく。

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北陸鉄道山中線Wikipedia

北陸鉄道加南線wikipedia

北陸鉄道6010系電車wikipedia

 

 

天井には大きな扇風機が。

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大井川鉄道時代の名残り。

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道の駅の建物、「今はやまなか」。
唱歌「汽車」の歌詞「今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るぞと…」。

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実は加賀温泉というブランドは知っていたのだが、加賀温泉という所がない
ことを知ったのは、金沢支店に赴任してから。

加賀温泉は総称らしく、片山津、山中、山代、粟津の各温泉地が。
それぞれが魅力的。

山中温泉/加賀四湯どっとこむ



この道の駅から川を挟んだ向こう側に今夜宿泊する旅館が。

こちらの旅館、大手旅行代理店で検索してもらったところ、満室…。
目ぼしいとこ5、6軒いずれも満室。

確かに直前になってからの旅館探しで仕方ないとは思ったのだが。
それで、自宅からネットでやってみたら、旅行代理店では満室だったのに、
3軒は空室ありだった。

昨日の奈良は、ネットでもダメだったというか、15日に宿泊する事のリスクを…。
山中温泉、本命はネットでも満室だったけど、そうでないとこで何とかセーフ。

一昨年、「ゆこゆこ」で予約した平湯の旅館がプアだったので、こういうネット利用
も大手しか信用しないことに。
同じく一昨年、「じゃらん」でとった宿は満足だった♪
だけど、直接予約と「じゃらん」経由予約でサービスに差をつけていた…。
些細な事だけど、こういうのは失点…。

そういうことで、今回は旅行代理店を通すか、旅館のサイトから直接予約と
決めていた。

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加賀山中温泉/すゞや今日楼

山中温泉

 

到着して、部屋に案内していただいたのはどうやら女将さん…。
そそっかしい仲居さんだなと思っていたのだが、女将さんだからこそ許されること
だったのかも。
なんと、僕らの部屋のお隣さん、同姓。
ま、同姓の多さには慣れてるけど。
女将さん、隣の同姓さんの部屋に入ってしまい、慌てまくる…。
ま、確かに…(汗)


まずは温泉♪
露天風呂、気持ちよかった♪
宿泊客は多いのに温泉は独占貸切状態。

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夕食も満足♪

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この時期、夏まつりが連日、いや連夜行われていて、宿のマイクロバスで送迎。
かなり盛況の様子。

ま、温泉地っていうとこは、いろんな逆風が吹き荒れて、その危機感から
団結し、向上を目指したのだとか。
街並みを一新して魅力ある街作りをしたり、このような夏まつりを約1ヶ月間
も演出したり。
ここ10年、ホントに変わったという。

確かに僕が営業でまわってる頃はただの温泉だけの街だった。


今回、不満があるとすれば、先日も書いたけど、冷房…。
とにかくどこも節電で大変な苦労をされてるのは理解してるけど、闇雲に
暑いのは…。
あれは、間違いなく28℃設定だった。

夏の温泉が気持ちいいのは、冷房で身体を冷やすことができるから。
それなのに、温泉入って部屋に戻ると暑さがこみ上げるってのはいただけない。
28℃設定にするならするで、情報公開してほしい。
納得して泊まるならまだしも、不意打ちはひどい。

ま、これは旅館に限ったことではないけど、汗だらだらでアイスコーヒーなんて
のも最悪だったな。



この写真の右手の祭礼幕に注目。

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夏まつり、長谷部神社は宿泊客でいっぱい。

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長谷部神社。

山中温泉は8世紀前半、行基による発見。
その後、500年間の時を経て鎌倉幕府の時代。
能登の地頭、長谷部信連公がこの地を平定し、荒廃した温泉を発見、再興。
以降、この地で祀られていたが、明治になり長谷部神社として創建。

前の写真で写ってた祭礼幕は長谷部神社の九曜紋銭。
真ん中の大きいのは長谷部信連公で、まわりの8個は家臣を現してるのだとか。

長谷部神社



田舎のない人にとっては、こういう経験は貴重。

宿泊客たちによるおまいりの行列。
おまいり後、お神酒が振る舞われる。

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翌朝、窓を開けたら、川を挟んだ向い側には道の駅と電車。
なんというロケーション♪

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早めにチェックアウトして、ゆげ街道(国道364号)などを散策。
ホントに魅力的な街並みに変貌したものだ。

山中温泉観光協会

ゆげ街道/じゃらん観光ガイド


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ゆげ街道沿いには、昨夜の長谷部神社も。

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とにかく街並みが、そして建物が統一感がある。
こちらは新聞販売店。

道路の真ん中に融雪装置が薄っすら見えてる。

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路地だって風情がある。

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こちらは融雪装置がはっきりわかる。
雪の季節はずいぶん助けられるけど、たまたま窓を開けたりすると噴水の
ように飛び込んでくることがあった。

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こおろぎ橋。
変わらない風景♪

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あやとり橋。(正式には、あやとりはし)
S字カーブでくねくねと…。
ちょっと揺れるし…。
生け花の草月流家元・勅使河原宏氏デザインだとか。


こおろぎ橋とあやとり橋


金沢支店時代、こちらに寄った時は右手の駐車場で休憩したものだ…。
懐かしいな。


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鶴仙渓の川床。
赤い傘が♪

地元の出身の和の鉄人・道場六三郎レシピのスイーツが好評。
並んででも食べようと思ったけど、かなり待つようなのでパス…。
残念…。

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鶴仙渓川床/山中温泉観光協会 


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ゆげ街道に。

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冬季の雪が多いため、屋根つきの月極駐車場。
大きなスコップなどが用意されてるとこが多い。

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ゆげ街道。 
クルマの向こうに見えるのは共同浴場、総湯「菊の湯」。
奈良時代の高僧・行基が発見したのが1300年前、以来、浴場の場所はずっと
この場所なのだとか。
昭和のはじめまで、各旅館には内湯はなく、浴客はみなこちらの総湯に入って
いたのだとか。
そういえば、他の温泉地でもそういう話を聞いたことがある。

あの近くには加南信金という信金の本店があったず。
何回かお邪魔したけど、今は片山津と同じく「きんしん」か北国かに集約
されてた。
理事長さんとかどうされたんだろ…。


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ランチは金沢・近江市場がいいって言うものだから、急ぎ金沢へ♪




~~  つづく  ~~






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