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2014/06/05

梅雨入り…

★梅雨入り…

どんより…。
そして、雨…。

今日、関東甲信、北陸、東北南部まで梅雨入り…

  

このエリアの近くにLUSH(ラッシュ)の本社がある。
日本にあるのはラッシュ・ジャパン。
元々の本社はイギリス。

ラッシュ・ジャパンの本社は神奈川県愛甲郡愛川町の内陸工業地帯にある。
ま、厚木市の延長線上みたいな位置関係。
すぐ脇をさがみ縦貫道(圏央道)が開通したので、その恩恵を見越しての立地。

  
LUSH、誰もが知ってるいい匂いの”石鹸”♪
ウチもよく買ってる。
  
そのLUSHが「残酷なフカヒレ漁反対キャンペーン」を行ってる。
その”残酷なフカヒレ漁”=宮城県気仙沼…。
そう結び付けられてもおかしくない反応…。

ところが、LUSHの本来の趣旨は”フィニング反対”だとか…。
フィニングとは、サメのヒレだけを切り取り、胴体は海に捨てる漁法。
フカヒレ漁…。
何となく知ってるかな…。

そして、ショップにはこんな石鹸が店頭に並べられた。
残酷なフカヒレ漁反対チャリティーせっけん…。
先日、相模大野ステスクのLUSHでも”目撃”した…。

商品の前には赤や黒の文字で”残酷なフカヒレ漁反対”と書かれた看板が
置かれていた。
なんだか、学生時代に毎日目にしたキャンパスの”立て看”を思い出した。
”安保反対”とか”青ムシぶっ殺せ”とか…。

201406lush


そんな物騒な”立て看”と今までのLUSHのイメージがどうもしっくりこない。
いつもの”石鹸”を買うつもりだったのに、そんな気分も吹っ飛んだ。
反響は…。
…。

  
そ、毎日新聞の記事のことをとやかく言う以前に…。
この手の運動に関して、日本人はナーバスというか…。
捕鯨にしても、イルカ漁にしても、いつも守勢にまわる立場。
ま、ほとんどがピンときてないのだけど、”民族的”同調というか、結束と
いうか、どちらかというと、無関係なのに、心情的にはやや”民族的”結束方向へ。

例えば、シーシェパードが日本の捕鯨調査船の妨害をするのに対して、
決していい感情はもたない…。
そんな消極的同調&結束。

捕鯨…。
そ、もう数十年もこんな状況にされて、鯨肉の味をわかってる日本人は希少かも。

貧しかった日本…。
当時の日本人にとって、鯨肉は貴重なタンパク源…。
僕は小学生の時に鯨肉の大和煮の缶詰(賞味期限をとっくに過ぎて、缶が膨らんで
いたので母が捨てるつもりでいた…。)を食べて急性胃腸炎になった。
これが原因で胃に潰瘍ができたほど。
小学生にして、潰瘍…。

当時、鯨のベーコンとか、大和煮(”やまとに”で打っても、”大和に”と…)
が大好きだった♪
あの当時、鯨肉なんて、どちらかというと低所得層の食べ物。
いつでも食べることができた。
いつでも店頭に並んでいたし、誰でも買えるほど安かった。

最近、高額になった鯨肉や鯨ベーコンなどを料亭で食べたけど、美味しい
と思えなかった。
なんか、クセが強くて吐き気さえ…。
やはり、食というものは…。  
考えさせられた。
あれほど好きだったのに…。
大好きだった”鯨肉”も途中で取り上げられると、真逆の反応すら引き起こす
のかと。

ま、そんな状況の日本で”フカヒレ漁反対キャンペーン”とか、”フィニング反対
キャンペーン”をやられても…。
LUSH店頭で、あのブルーのヒレのつき出た石鹸を見て、ちょっと戸惑い…。
フカヒレの石鹸もいつもの石鹸も…、買おうという気は起きなかった。

LUSHも多少は気がついたのか、日本では本キャンペーンは大々的には
行わない意向に傾いたかと。
そして、若干の軌道修正…。
 
  
そこで、LUSHからこんな告知…。
「残酷なフカヒレ漁反対キャンペーン」としておりましたキャンペーン名称は、
弊社のキャンペーンの趣旨をより正確にお伝えするため「残酷なフィニング
反対キャンペーン」と改めましたことも合わせてご報告いたします。

  
ちょっと遅い気もするけど…。
”フィニング”と言われてもピンとこないボキャブラリ…。

しかし、実態として…。
LUSHがキャンペーン売上を寄付する団体「パンジアシード」は、
「フィ­ニングの有無にかかわらず気仙沼のサメ漁は認められない」
と発表しており、矛盾が表面化している。

LUSH




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