北海道♪-1
7月16日(日)。
夜明け前なのに、むっとする暑さ…。
小田急線の始発に乗り、本厚木駅からリムジンバスで羽田空港へ。
なぜ、本厚木か…?
そ、不思議なことに、最近のバスダイヤでは町田、相模大野、海老名などと
、そして、小田急線のダイヤと組み合せて比べると、早朝の羽田空港行き
は本厚木からがベターと…。
特に、7月1日から町田、相模大野ルートには南町田駅が加わり、ダイヤ
が揺れていたのも事実…。
あれでは、危なくて町田、相模大野ルートは敬遠せざるを得ない。
で、必然的に本厚木ルートに。
定刻よりも早くに羽田空港第1ターミナル着。
ほっ…。
7:10発の女満別行き。
18番ゲート…。
北海道行きは端っこのゲート…。
女満別行きのB767。
8時50分…、女満別空港着陸…。
着陸して、バッグなどを降ろしていたら、ママの友人が近くに乗っていた。北海道へ行くとは聞いていたが、まさか、女満別とは…。
そして、まさか同じ便とは…。
・女満別空港
晴れ♪
まずは、レンタカー。
JALパックのJALダイナミックパッケージでタイムズカーレンタルのSクラス
を4日間、なんと、2,000円。
JRは高止まり…、飛行機を計画的に利用すると、本当にお得♪
・夏休み旅行は~♪ 2017.05.24
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[学生時代の回想から]
45年前…。
高校卒業したばかりの春休み…。
学生時代はなんも考えずに、ただ出かけていたのだが…。
道東、オホーツク、知床…、そんなところばかりを毎年2回は訪れていた。
いわゆるカニ族と呼ばれていた…。
学生の分際なのに、旅費で頭を悩ませることは無かった…。
それくらい、行きやすい環境だったのかも…。
贅沢な旅、貧乏な旅、色んな選択ができた時代だった…。
上野~青森間をいく夜行急行「八甲田」とか「十和田」、「津軽」、「みちのく」
などが懐かしい。
もちろん、ほとんど自由席…。
急行全盛時代…♪
さらには、秋田行き、山形行き、仙台行きなんてのがそれぞれあった。
今は数分おきに新幹線が各地を結ぶ…。
昔は時間がかかったからか、夜行の存在が大きかった…。
飛行機なんて、手が届かない存在…。
それこそ、雲の上の存在…。
当時のアルバムから。
上野19:05発~夜行急行「八甲田」~青森6:27着、青森7:30発~青函連絡船
~函館11:20着。
約16時間ほどで函館へ。
道内では急行「しれとこ」、急行「宗谷」、夜行急行「大雪6号」、急行「ニセコ」
などを乗り放題…。
・青春18きっぷ2011年春♪ 2011.02.26
・宝物♪ 2009.08.02
サラリーマン時代は出張で札幌とか旭川といった都会ばかり…。
学生時代を懐かしむ余裕もなかった…。
で…。
今の時代、ママと二人で行こうとすると…。
新幹線だと、函館(正確には函館付近)まで…。
僕が行きたいのは函館でも、札幌でもなく、東の果ての道東が好き♪
そうすると、東京~函館は4時間だが、道内の函館から網走まで列車では
1日がかり…。
路線検索すると、道内の移動なのに空路ばかり出てくる…。
北海道と一言でいえない広さ…。
東北地方全域よりも広く、関東全域の2倍以上の広さ。
これは飛行機しか…。
それに、早割は最大の魅力…♪
で、羽田から女満別空港とか中標津空港とか…。
レンタカーも必須…。
ホンダ・フィットが1日1,000円はかなり魅力♪
一応、クルマは押さえておこうと3泊4日でフィットにしたら、2,000円ぽっきり…。
もちろん、他の車種はお高いけど…。
学生の頃は北海道内をフリー切符で1日中とか車中泊とかも出来た。
今は…、ま、そんな昔のことを言ってもしょうがない…。
で、旅行代理店が主催しているツアーや、フリーツアーとかを…検討…。
そんな時、ネットでもあれこれ検索しているからか、いい情報が飛び込ん
できた…♪
JALのタイムセール…。
結局、あれこれ比較したけど、これが最安値…♪
やはり、大手は安心♪
一応、全て確保した…。
こんなに安くなるとは…♪
飛行機は早割とか華々しいのに…、JRは高止まり…。
北海道新幹線…。
またの機会に…♪
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初日の配車を夕刻にしていたのだが、朝に変更したいとの希望を、前々日に申し出
たら、アクセラで対応してくれたのだ。
それも、なんと、新車のおろしたて…。
走行距離100km未満。
とても快適だった♪
北海道に来たっていう実感…。
行けども行けども、ジャガイモ畑&小麦畑。
網走駅。
札幌駅から特急「オホーツク」で約5時間半、石北本線と釧網本線との接続駅。
網走市は北海道の北東部でオホーツク海に面した人口約4万人の港町で、
オホーツク海の漁業と盛衰を共にしたが、今でも沿岸有数の都市であり、
網走監獄や冬場の流氷観光などの観光面でも知られる。
網走駅。
網走駅の駅名看板。
一見、「網走刑務所」の墨文字の縦書き看板と間違えそう…。
で、その由来は…。
旧国鉄時代、網走刑務所で刑期を終えた元受刑者のほとんどが、この網走駅
から列車で故郷などに向かった。
その網走の町を去る際、「この縦書き看板のように、横道にそれることなく、
まっすぐに歩んで生きていって欲しい。」という願いが込められているのだとか。
そして、左の像はオホーツク先住民であるモヨロ人の像。
・モヨロ人/北海道の歴史
ここから、釧路湿原へ。
二人分の切符を往復で購入。
釧路湿原をいく、「くしろ湿原ノロッコ号」の座席指定券も。
計 約14,000円。
そして、列車で昼を迎えるので…。
駅弁を♪
駅弁は国鉄時代からの駅弁屋がカニ駅弁などを、ホームと改札外待合室に面した
店舗で販売する。
1932(昭和7)年12月1日開業。
・網走駅の駅弁/駅弁資料館
・モリヤ商店(網走)/食べログ
網走駅。
改札口前は1番線、向かいのホームは2、3番線。
1987年(昭和62年)3月20日、分割民営化直前、湧網線廃止。
湧網線は主に0番線ホームを使っていたが、現在は線路が撤去されている。
1日平均乗車人員。
僕が網走駅を行ったり来たりしていた頃、1974年(昭和49年)当時は
1,852人であったが、徐々に減り続け、現在は366人…。
ま、現在のダイヤでは乗りたくても無理…。
3番線。
釧網本線、釧路行き快速「しれとこ」。
キハ54形単行。
旧国鉄時代末期、厳しい経営が予想される三島会社向け車両として、特に北海道と
四国向けに作られた車両がキハ54形。
新潟鉄工所と富士重工業(現、スバル)の2社で41両作られた。
・網走駅wikipedia
・釧網本線wikipedia
・国鉄キハ54形気動車wikipedia
キハ54 524。
「釧路」行きのサボ。
冷房なし。
扇風機と窓からの風が心地よい。(多分…。)
鱒浦駅。
北浜駅~原生花園駅間にて。
エゾキスゲがきれい♪
5月1日~10月31日の半年間のみ営業。
原生花園駅。
僕が学生時代には、せいぜい1人か2人の客しかいなかった…。
閑散としていたのだが…。
ホーム、駅舎、とにかく凄い人だかり…。
天覧ヶ丘展望台方面を。
サイコー♪
北海道にも中国人観光客が多いとは聞いていたが…。
こんなローカルな釧網本線でもたくさん見かけた…。
団体で乗車してくると、単行なので、すぐに満席…。
中国人…。
僕たちとは生まれも育ちも違うので、あまり気にしないようにはしてる…。
出来る限り、離れて…。
かかわらないように…。
あの国は国民の人権を認めていないようだが、国民も他人の人権を尊重
する習慣がないのか…。
はたまた、他人そのものが視野に入ってないのかと…。
ま、気配りとか、思いやりという概念はないのかも…。
東京や神奈川県内の観光地でもたくさん見かける…。
しかし、北海道のローカル地…。
ここまでやって来る彼らは、ちょっと”違いの分かる人種”なのかもしれない…。
団体ツアーはマナーが良くてもウザイものだが…。
北海道では個人で動いている中国人たちも少なからずいる…。
そういう人たちは多少は気を使っているようではある…。
少人数だと、そういう節度ある行動をせざるを得ないのかも…。
浜小清水駅。
道の駅が併設されて、近代的な駅舎に。
青春18きっぷ 2005年春のポスターを。
・青春18きっぷポスター♪
冷房がないので、窓は全開…♪
列車が走行中は風で気持ちよいのだが、この日は26℃程で湿度が高かった。
よって、風はあっても、なんとなく蒸す…。
駅に停車中はとにかく暑い…。
延々とジャガイモ畑などなど…。
懐かしい知床斜里駅。
といっても、当時は「斜里駅」…。
1998年(平成10年)に知床斜里駅に改称。
釧路行き♪
網走行き快速「しれとこ」と交換。
快速「しれとこ」同士の交換。
ミラーを通して両方が…。
ついでに、自撮りも…。
網走行きのサボ。
・知床斜里駅wikipedia
青春18きっぷ1997年夏のポスターを…。
・青春18きっぷポスター♪
清里町駅。
網走駅で買った駅弁を♪
「鮭といくら」、「カニといくら」の駅弁♪
もちろん、超美味しかった♪
懐かしい川湯温泉駅。
以前は川湯駅。
1988年(昭和63年)に川湯温泉駅に改称。
学生時代、こちらのYH(ユースホステル)で約1ヶ月間、ヘルパーのアルバイトをした。
1ヶ月間で2、3回、街へ出て、映画やお茶をした♪
もちろん、買い出しを兼ねてもいた…。
北海道の駅。
釧網本線の駅は大半が1面1線の簡素な駅…。
相対式ホームの場合、跨線橋があれば普通に対称的に配置されているが、
跨線橋のない場合、このように少しずらしたような非対称的な配置が特徴…。
構内踏切を利用する乗客の動線と列車の配置を考慮したようだ…。
塘路駅など、他の駅でも目にする…。
構内踏切を渡る客。
左側のホームに上がると、そこは改札口。
青春18きっぷ1999年夏のポスターを…。
・青春18きっぷポスター♪
標茶駅。
昔、ここから標津線に乗り換えて、中標津駅を経由して別海駅まで行った。
野付半島の尾岱沼に行くのに、鉄道が使えた。
ところが…。
当時のアルバムを見たら、根室標津駅まで行ったとの記述…。
地図を見ると、根室標津駅の方が至近距離にある。
やはり、記憶より記録か…。
どっちだったのか…。
標津線は1989年(平成元年)に廃止され、バス路線に転換…。
・標津線wikipedia
標茶駅~茅沼駅間に五十石駅があったが、今年3月のダイヤ改正を機に廃止された…。
・五十石駅wikipedia
タンチョウの来る駅、茅沼駅。
確かに、春先にこの茅沼駅~塘路駅間で丹頂鶴を見たことがある。
釧路湿原駅直前。
この日、天気予報では雨の予報…。
それなのに、晴れてくれていたのだが、ここで雨…。
ワイパーが動きだした。
そして、このキハ54形の警笛、以前は普通のタイフォンだったのだが、
この路線はエゾシカとの衝突事故が多発し、「鹿笛」と呼ばれる甲高い音色
のホイッスルに交換された。
とにかく甲高い警笛で、カーブ手前などでしょっちゅう鳴らすので、かなりの”騒音”ではある。
窓は全開だし…。
釧路湿原駅到着。
僕らも、ここで下車。
釧路湿原駅。
1988年(昭和63年)に臨時駅として開業。
1996年(平成8年)、常設駅となる。
ここは中国人観光客にも人気…。
駅から徒歩15分ほどで細岡展望台へ。
釧路湿原が一望できる。
あいにくの雨…。
晴れていれば、雄阿寒岳、雌阿寒岳などが見えるのだが…。
ここから塘路駅まで「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車。
「くしろ湿原ノロッコ号」。
車内。
列車が急に減速…。
エゾシカに遭遇♪
釧網本線は単線…、この時間帯、ほとんどダイヤが組み込まれていないので、
ノロッコ号の独壇場…。
自由気ままに走行したり、停車したり…。
釧路川をいくカヤック。
塘路湖到着。
ホームが短いので、このような停車。
「くしろ湿原ノロッコ号」の始発・終着駅にもなっていることから、駅はそれなり…。
駅舎内には喫茶店もある。
この駅は映画「仔鹿物語」の舞台にもなった。
やはり…。
「くしろ湿原ノロッコ号」は他の単行の列車と異なり4両編成…。
よって、中国人観光客の団体ツアーにも組み込まれていた。
駅前には彼らの大型バスが2台も待機していた…。
「くしろ湿原ノロッコ号」は折り返し、釧路行きに。
駅前には何軒かの土産物屋や食べ物屋さんが。
こちらのベカンベ入り「いもだんご」を…。
ベカンベって、この辺りの湖沼に生えているヒシの実。
なんか、美味しい♪
塘路駅からは単行の普通列車で網走へ。
結構、混んでいた…。
ずっと雨の中…。
網走駅到着。
キハ54 507。
流氷のデザインか…。
そういえば…。
2016年2年まで運行されていた「流氷ノロッコ号」…。
機関車で客車を引く方式での運行は廃止されたが、来季以降は普通列車用ディーゼ
ル車を使っての運行継続を検討中だとか…。
・流氷ノロッコ号wikipedia
キハ40系。
石北本線、「網走 - 北見」のサボ。
特急オホーツク札幌行き。 キハ183系1550番台。
・国鉄キハ183系気動車wikipedia
網走。
都会とまでは言わないけど、もうちょっと街だったような記憶があるのだが…。
朝、列車で移動するため、レンタカーは駅近くのコインパーキングにでもと思ったの
だが、そんなものは皆無…。
で、駅前にあった、レンタカーのタイムズカーレンタルの店舗。
これ幸いと、お願いしたら、速攻でOK。
ま、最悪は今夜泊まるホテルにお願いしてとも思ったのだが…。
そして…。
聞いてはいたのだが、夕食の問題…。
17時を過ぎるとどの店もばたばた閉店…。
どこにでもありそうなファミレスはなかった…。
で、レンタカー屋さんが教えてくれたのが、この「かに源」。
かなり広い、客の入りはほぼ満席…。
ま、他の店がやっていないのだから、仕方ないのか…。
回転寿しと書かれているけど、実態は寿司は回っていない…。
宣伝の皿が回っているだけ…。
都度、注文…。
でも、手早く出してくれるし、新鮮なので、不満はない。
北海道のウニは本当に美味しい♪
道内といえども、産地によって、価格が大きく異なる。
あれもこれも…。
美味しかった♪
満腹♪
・回転寿司 かに源(網走)
・回転寿し かに源(網走)/食べログ
網走駅から徒歩5分。
今夜は網走ロイヤルホテルへ。
何時にチェックインできるかわからないし、街で夕食をと思い、朝食のみにした。
ホテルのすぐ近くの網走川では灯篭流しが行われた。
網走市ではお盆は7月なんだとか…。
この日は3時半に起床して目一杯行動したので、とにかく眠たい…。
明日の朝も早めの起床と行動開始…。
夜10時には就寝…。
ところで…。
トヨタのラグビー部がこのホテルで合宿していた。
この日から1週間、ここで合宿だとか。
そういえば、TVで見る顔、顔、顔…。
大浴場でも、ガタイのいい彼らに圧倒された…。
北海道のこのエリアでは、こういった合宿などの誘致を積極的に行っている
とのことで、近隣各地に強豪チームが合宿中。
そんなチーム同士の練習試合といえども、TV中継してもおかしくない顔ぶれ。
・トヨタ・ラグビーチーム・ベルブリッツ
・網走ロイヤルホテル
~~~ つづく ~~~
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