目黒線&池上線♪
★目黒線&池上線♪
10月8日(日)。
晴れ♪
夏がぶり返したように暑い…。
■
僕は目黒線(当時は目蒲線)武蔵小山駅と西小山駅の中間くらいのとこで
生まれ育った。
ママは池上線旗の台駅の近くで生まれ育った。
旗の台駅は大井町線の駅でもあるのだが、行動範囲が池上線沿線が多かった
らしく、池上線育ちと思い込んでる…。
この両家の距離は徒歩圏内ともいえる近さ…。
そして、二人とも、小学校入学は横浜…。
で、最近、生まれ育ったとこを訪れてみたいと…。
僕は仕事の折りに近くを通ったりしているが、ママは皆無…。
じゃ、行ってみるかと…♪
相模大野駅から青いロマンスカーMSE・60000形「あさぎり号」に。
もちろん、6両編成で先頭車両はのっぺらぼうの顔…。
新宿駅到着と同時にLSE7000形が発車。
山手線で目黒駅へ。
目黒・行人坂を。
坂の途中に。
山手七福神の大黒天である大円寺。
大円寺は江戸三大大火のひとつ「目黒行人坂の大火」の火元…。
明和9年(1772年)、目黒行人坂の大円寺から出火。
焼失町数934町、死者14,700人…。
その供養のために造られた釈迦三尊・十六大弟子、五百羅漢の像等の
「大円寺石仏群」(都指定文化財)が建てられている。
また阿弥陀堂には「木造阿弥陀如来三尊像」(区指定文化財)や八百やお七
の火事にまつわる西運上人の木像、お七地蔵などが祀られている。
・大円寺
五百羅漢の像など「大円寺石仏群」。
境内からはタワーマンションが…。
目黒川。
目黒川沿いに中目黒方面にいくと、右手に田道小学校があり、さらに坂を
上ると、茶屋坂がある。
茶屋坂とは、徳川3代将軍家光が鷹狩りの際にちょくちょく立ち寄った
「目黒爺々が茶屋」があったところ。
歌川広重の「名所江戸百景」の第73景に「目黒爺々が茶屋」が描かれている。
稲穂が黄色くなった秋の景色に富士山と茶屋が描かれている。
■
今日の目的地のひとつ。
目黒不動尊。
今日は目黒駅からアプローチ。
目黒線不動前駅という駅もあり、その1つ先にある武蔵小山駅が
生まれ育ったところ。
近所の”辻のおばあちゃん”には可愛がってもらったとか。
ちょっとだけ、記憶に残ってる…。
でも、”辻”って、苗字なのか地名なのか、あるいは、十字路を意味するのか…。
”辻のおばあちゃん”の家にはガラス窓にお札が貼ってあることがあった。
母が言っていたのは、銭や厘といった貨幣や紙幣は僕が生まれた1953年(昭和28
年)に使用が禁止されたのだとか。
だから、僕が3、4歳頃は1円が最小単位でコインも発行されはじめたが、1円紙幣
がかなり出回っていたのだとか。
1円札は頻繁に使われるため、よれよれになってしまう。
なので、水に浸して窓ガラスに貼っておくとピン札のようになるのだとか。
その頃、よく話していたこと…、毎月月末近くになるとその1駅先の
「お不動さん」にお参りにいくのだとか。
お土産をいただいたりした。
子供心に、「お不動さん」ってどんなとこだろうと…。
ん…、まっ黒いススが付いた空間を想像していた…。
最近、ふっとひらめいた(閃いた)…、「おくどさん」と混同していたのかと…。
「おくどさん」…。
関東では言わないと思うけど、僕が2歳から3歳まで預けられていた四国の
おじいちゃんの家ではご飯を炊いたりする「かまど(竈)」のことを、「おくどさん」
と呼んでいた…。
恐らく、「おくどさん」と「お不動さん」をごっちゃに混同していたのかと…。
あの頃から半世紀以上経過…。
仕事の関係とかで、近くを通りかかったことは何回もあるのだが…。
やっと実現…。
目黒不動尊、瀧泉寺。
手水舎。
水が流れている。
最初に訪れた大円寺でも同じ経験をしたのだが…、水が流れていなくて、
壊れたのかと…。
で、手を近づけたら、なんと、水が…。
センサーがついてる…。
毎月28日の目黒不動尊大縁日には、門前や境内に露店が並び、
多くの参拝者が訪れる。
江戸時代、この辺り一帯は江戸の中心から離れ、徳川家の鷹狩りの場だった。
3代将軍家光の頃、この目黒不動では、行方不明となった鷹が戻るよう、寺の
別当に祈らせたところ、松の枝に飛び戻ってきた。
そのことから、徳川家では目黒不動を深く信仰したのだとか。
また、「目黒のさんま」も同じように鷹狩りにまつわるエピソード…。
その後、この辺り一帯は大名の別邸や江戸庶民の一大レジャー地となった。
レジャー地…。
目黒の高台から富士山が望め、足もとには賑わう目黒不動…。
その目黒不動をお参りすることが、当時のレジャー。
もう少し時間とコストをかけるなら、大山詣りや江の島へ。
さらに、時間とコストをかけるならお伊勢参りへと…。
境内を出たとこにはバス停。
目黒不動商店街。
名物の行列のできる「八ッ目や にしむら」。
昔ながらの商店街。
懐かしい♪
そば海老民本店。
1928年(昭和3年)創業で、来年は創業90周年。
武蔵小山時代のあの”辻のおばあちゃん”も食べたのかな…。
そんなことを思いながら…。
かき揚げ天せいろ。
かき揚げ、すごく美味しかった。
サツマイモ、ゴボウ、タマネギ、人参、春菊かな、小エビ、大きめのエビと色んな味と
食感が詰まっている。
ママは穴子天せいろ。
この穴子も美味しかった♪
駅近くの小学校では近隣のプリスクールの運動会が行われていた。
東急目黒線不動前駅。
不動前駅は高架駅。
すぐそこから地下へ…。
武蔵小山駅。
昔はこじんまりとした駅だった…。
線路が街を分断していて、線路わきには道路が続いていた。
近年、東急は部分的に地下化することに取り組んできた。
武蔵小山駅も西小山駅も地下。
駅が地下に潜ったため、駅前は広々。
こちらは「エトモ武蔵小山」。
「エトモ中央林間」とは姉妹…。
駅前広場。
向こうに見えるクレーン…。
駅前再開発ということで、全628邸、41F建て「パークシティ武蔵小山ザタワー」。
「日本一感じのよいタワマンへ。」がキャッチフレーズ…。
あそこは目黒区ではなく、品川区…。
目黒区だったら…、関係者はそう思っていることだろう…。
ギラギラ暑い…。
半袖でも汗が…。
げっ…。
楽しみにしていた焼き鳥の「鳥勇」が…。
タワマンのせいで、店舗はなくなっていた…。
僕は、ここへ来ると、必ず焼き鳥を1、2本食すのが楽しみなのだ…♪
で、よく見たら、マックの近くに移転して営業中とか…。
気を取り直して、反対側の都立小山台高校へ。
幼い僕はいつもこの高校で野球の練習を見ていた…。
ところが…。
おいおい、野球部はどうした…。
グランドはサッカー部に独占されていた…。
ま、どこの学校でもサッカー部に押され気味…。
70周年を迎えた武蔵小山商店街「パルム」。
シャッターの閉まった店はない…。
元々の地元の店。
そして、この商店街人気に乗っかった大資本系列の店舗もかなりの数…。
・武蔵小山商店街パルム
幼い頃、この商店街には映画館もあった。
昭和30年代、テレビのない時代…。
テレビが爆発的に普及したのは昭和39年(1964年)の東京オリンピック。
ちょっとお金持ちの家ではカラーテレビに買い替えた頃でもある…。
父に連れられて観たのが戦争映画…。
恐らく、ドイツ軍の戦車…。
もの心ついた頃か、恐くて怖くて…。
多分、現実と映画ということが分からなかったのだと…。
今でも、あの恐怖感は覚えている…。
そうそう…。
昭和32年(1957年)、木下恵介監督による『喜びも悲しみも幾歳月』…。
北海道から九州までの灯台を点々とする灯台守夫婦の物語。
両親が四国の出身ということもあり、懐かしさのあまり家族で観にいった。
瀬戸内海の男木島、女木島でもロケが行われた…。
当時、3、4歳の僕…、それでも、いくつかのシーンが思い出される。
宇高連絡船が出航するシーンもあったように記憶している…。
閉店セール…。
で、よく見たら、こちらはレンタルスペース…。
ま、次は…。
マックのとこを右折。
あった、あった。
鳥勇♪
駅前の時よりもちょっとばかり小さくなったけど…。
これこれっ…、大皿に山のように盛られた焼き鳥♪
以前よりはだいぶ規模縮小だが…、充分に惹きつけられる。
二男が焼き鳥好きなので、3人分のテイクアウトも。
もちろん、店頭でもかぶりつく…♪
武蔵小山駅前店は再開発のため、こちらに移転。
尚、商店街の戸越銀座駅寄りというか、中原街道側の本店は以前のまま営業中。
・鳥勇 駅前店(武蔵小山駅)/食べログ
・鳥勇本店(武蔵小山駅・戸越銀座駅)/食べログ
コメダ珈琲も♪
ハロウィンでディスプレーされた花屋さん。
ホント、よく歩いた…。
この商店街を完走したのは子供の頃以来…。
約700mほどの商店街を歩いた…。
次はママの生まれ育った池上線へ。
途中、荏原平塚学園のグランドでは町内会の運動会が行われていた。
戸越銀座。
結構賑わってる。
戸越銀座の商店街は約1.3km…。
その内、400mほど歩いた…。
武蔵小山商店街と合わせると、1.1kmも商店街を歩いたことに…。
色んな物が目に飛び込んでくるからか、疲れた…。
左手には池上線戸越銀座駅。
昔の姿っぽくリニューアルされた戸越銀座駅。
江ノ電稲村ヶ崎駅も木質化されてイメージがずいぶん変わった♪
こちら戸越銀座駅も木質化してリニューアルされた。
■■
ここで、池上線物語♪
東急東横線90周年とならんで池上線も90周年。
東急が行った各路線の認知度とかの調査で池上線がダントツのビリ…。
どうして…。
五反田駅~蒲田駅間という地味な路線…。
都心のローカル線なんて言われたり…。
昭和どっぷり世代なら…。
”あの曲”で池上線を知った方も多いはず…。
でも、あれから41年…。
その効力は…。
そこで、展開され始めた「生活名所 池上線」キャンペーン♪
・生活名所 池上線/東急
・東急池上線90周年/東急
昭和51年(1976年)に発売された西島三重子の「池上線」。
フォークソングの位置づけだった♪
この曲のヒットによって、池上線の人気は急上昇…。
当然ながら、池上線は知っていたのだが、曲が良すぎて、改めて池上線
を見直したのだが、ギャップのほうが大きいと…。
当時、東急の中ではこの池上線と目蒲線(現、目黒線&東急多摩川線)
は車両という観点では冷遇されていた。
昭和50年代といえば、どこもカッコいい新型車両が続々と…。
そんな中、この画像からも分かるようにデハ3450形をはじめとして、
旧型の初代3000系が走っていた…。
歌詞の中で「古い電車のドアのそば」とか「すきま風に震えて」…。
そんな表現に対して、東急は反論した…。
もちろん、木の床…。
アオガエルと共通する”グリーン”…。
”モスグリーン”と表現した方が的確かも…。
・東急東横線90周年♪ 2017.08.31
池上線の名を一躍高めた立役者…♪
西島三重子「池上線」。
超懐かしい♪
池上線としては昭和50年代前半の姿なのだが、他の東急路線から見ると、
昭和30年代、40年代そのもの…。
当時の車両が…。
昔の街並みが…。
ところで…。
鉄道路線名が題名の歌って…。
たくさんはないけど、演歌の世界などで見かける…。
その中でも「池上線」は、やはり、色んな意味で他を抜きんでる…♪
・鉄道の路線名が題名の歌
ついでに…。
僕の名前は目蒲線、寂しい電車だ目蒲線、あってもなくてもどうでもいい
目蒲線…。
・目蒲線物語 YOU TUBE
旗台小学校では運動会が行われていた。
ママがずっと住んでいたら、通っていたかもしれない…。
ママが生れ育ったとこは坂道の住宅街だったと…。
その通り、旗の台駅周辺は起伏に富んだ街。
かなりの運動量…。
池上線の踏切より旗の台駅を。
上は大井町線の高架。
大井町線で自由が丘駅へ。
向こうに見える電車はお隣の荏原町駅に停車中の電車…。
駅間距離は500m…。
自由が丘駅で東横線に乗り換え。
多摩川を渡る…。
向こうは中原街道、丸子橋。
学生時代、築地市場でアルバイトしていた頃や社会人なりたての頃と…。
東横線から毎朝のように見ていた光景…。
多摩川の河川敷…。
■
学生時代、3年生の終り頃、大倉山の実家から2駅先の妙蓮寺のアパートに独立した。
学校から1駅で便利…。
当時の若者は独立するのが当たり前…。
結婚するまでの8年間、ここに住んでいた。
妙蓮寺駅で下車。
電車で来たのは30数年ぶり。
なんと、妙蓮寺が一望できる♪
当時、ここは高い塀に囲われていて、妙蓮寺は見ることができなかった…。
そして、もっと驚いたことに、住民の長年の夢、待望の東口ができたこと…。
当時は片方にしか改札口がなかったので、こちら側の住民は降りてきた踏切
の遮断機をくぐって渡るという危険な行為が毎朝、普通に目撃された。
そう、乗りたい電車がそこに来てるのに踏切のせいで乗ることができない…。
この日、運動会日和♪
あちこちで運動会がおこなわれていた。
こちらは大口台小学校の運動会。
学生時代の終わり頃から社会人、そして、結婚するまでの約8年間を過ごしたアパート
はこの建物の位置にあった…。
今はオーナーさんの会社の建物が。
もちろん、代替わりしていることだろう…。
そして。
住民もあまり知らない事実…。
この建物や大口台小学校の真下にはJR東海道貨物線が通っているのだ…。
数年後、この東海道貨物線を相鉄線が走ることになる…。
そのお隣には…。
横浜市では珍しい民営の火葬場…。
そんな訳で、毎晩繰り広げられた恐怖体験…。
古いアパートで、かつ、そんな立地だからか、格安のアパートだった…。
西寺尾火葬場。
いつもは霊柩車とか参列者の送迎車で賑わっているのだが、今日は閉鎖されていた。
やめた分けではなさそう…。
そか、今日は友引…。
葬儀関係にとって、唯一の休みは友引の日のみ…。
周辺を歩いてみた。
よく買ったレコード屋さんは、家電屋さんに特化していた。
当時の店はずいぶんなくなっていた。
菊名池につながるアーケードはひっそり…。
町田駅で下車。
都内、小田急線や山手線のホームドアを見てきて、改めてすごい装置だと…。
ところが、ハマ線町田駅の簡易式ホームドア、スマートホームドア…。
やはり…。
車掌がホームドアの操作を行っていた。
あり得ない光景を見てしまった…。
だから…。
電車のドアとホームドアが連動していないから、少々時間を要する…。
ハマ線全駅にこの簡易式ホームドアを設置したら、恐らく10分以上は
遅くなるのでは…。
万歩計…。
19,600歩…。
帰路。
相模大野ではHiSE・10000形の姿を。
恐らく、半分以下の車両数…。
数日前、解体線には嫌な光景を…。
さて、どんな結果となるのか…。
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