さよなら築地…♪
★さよなら築地…♪
晴れ♪
蒸し暑かった…。
気温よりも湿度が…。
■
さよなら築地…。
築地市場は最終営業日…。
83年の歴史にピリオドを…。
正午から豊洲への引越し作業が始まった。
新市場は11日早朝に開場する。
40年ほど前、学生の僕は築地市場の漬物屋で2年間アルバイトをした。
大倉山の自宅を5時前に出て、始発で築地へ行くのだが、アルバイト先
に到着するのは6時頃。
それでも、”遅番”だった…。
ま、社員たちは2時過ぎには出勤していた…。
当時…。
場内の吉野家で牛丼を食べたら、こんな美味いものがあるのかと感激した。
地元横浜の”本物の牛丼”は高価な上にちょっと苦手だったのだが、
築地で食べた牛丼は食べやすくて美味しかった。
横浜の老舗の牛丼は鰻丼と同じくらいの価格だった…。
当時、牛丼は庶民の食べ物ではなかったのだが、吉野家の牛丼は
庶民の食べ物として市場内では確立していた。
市場という特殊な条件下、多忙な市場関係者にとって食べやすさを
追求した吉野家の牛丼。
当時、吉野家は築地の本店の他、ようやく多店舗展開を導入しようと
していた矢先で、2、3店舗出店したばかりの時代…。
どこでも見るようになった時は逆に驚きだった。
築地の関係者だけの食べ物にしておくには勿体ない、そんな
丼ぶりでもあった…。
まさか…、日本中に牛丼が蔓延る(はびこる)ことになるとは想像すら
できなかった…。
吉野家は市場内の個人商店といった存在だったが、いつの間にかメジャーな
存在になってビックリ。
ま、吉野家は築地が生んだビジネスモデルと言えるだろう。
そして、”吉野家の牛丼”が他の店でもあちこちで出現することに…。
いや、”吉野家の牛丼に似た牛丼”というべきか…。
懐かしい築地市場が豊洲に移転するということで、一昨年、40年ぶりに
訪れてみた。
あまりの人の多さにびっくり…。
今後も場外での食べ歩きは続きそうだが、少しずつ変化してくるのかな。
お世話になった吉野家築地一号店。 2016年4月撮影
そして。
学生時代、2年間アルバイトした十一屋。
豊洲の新店舗は見違えるよう…。
■
追記(2018年10月8日)
今回の豊洲移転において、”ターレ”がこんなにも取り上げられるとは…。
築地市場を走りまわるターレ2,100台とフォークリフト500台の計2,600台が
順次、豊洲への2.3kmを自走で移動。
もちろん、一般開放されていない環状2号線が開放され、第一弾は10月7日
の早朝に始まった。
※デイリースポーツより
そして、築地で忘れることが出来ないのは”小車”と呼ばれる大八車。
狭い市場を縦横無尽に動きまわれる…。
これは人力で動かすのだが、僕もこれで漬け物を運搬した。
年末などは市場内で大八車の大渋滞が発生したものだ。
東銀座のお得意さままでこれで運んだこともある…。
僕の場合はせいぜい300kg~400kg程度までであったが、
”プロ”は1トンほど積み込んでいた…。
小車も豊洲で受け継がれるのか…。
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