ウクライナ…
★ウクライナ…
ロシアがウクライナに侵攻して4日目…。
昔はソビエト連邦の一員だったのに、まさかの交戦…。
遅ればせながら、ロシアをSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除するなどの
対ロ追加制裁が発表された。
ソ連時代、シベリア鉄道でヨーロッパを目指す途中、モスクワで3日間ほど滞在した。
7泊8日のシベリア鉄道…、いくら”鉄ちゃん”でも疲れた…。
でも、一日中、森の中を走っても飽きることはなかった。
たまに民家が見えると、食い入るように見た…。
そして、大都会モスクワに到着した時は嬉しかった。
その時、泊まったのは”ホテル・ウクライナ”だった。
45、6年前のことだが、高さ206mのスターリン・ゴシック様式の摩天楼…。
34階建ての高層ビル。
貧乏学生の身分…、こんな高級なホテルに泊まっていいのかとたじろいだ。
モスクワで”ホテル・ウクライナ”とは…、そんな思いもあった…。
存在感も半端ないほど…。
モスクワを出発して翌朝、フィンランドとの国境を越える時、寝台列車のカーテンの隙間
から国境警備隊なのか、ライフルのようなものを向けた光景にはゾッとした…。
ヘルシンキに到着した時、正直ほっとした。
「ソ連」という国に対する緊張感がどこかにあったのだろうか…。
肩の力が抜けたような気分だった。
ここ数日…。
ニュース番組、モスクワからのテレビ中継でバックに”ホテル・ウクライナ”が映っていた
が、なんのコメントもなかった…。
ロシアとウクライナの関係とは…。
2019年公開の映画”赤い闇 スターリンの冷たい大地で”が取り沙汰されている…。
1932年、ウクライナをはじめカザフスタンなどソビエト連邦各地で起きた大飢餓…。
世界恐慌の中でソ連だけが好景気…、なぜ…。
ソビエト共産党による大虐殺…、そんな「赤い闇」とも…。
ウクライナ飢餓、スターリン飢餓、あるいは飢餓ジェノサイドと呼ばれる人為的な飢餓
ともいわれている…。
つまり、”飢餓”という名の粛清だったのではと言われている。
600万人が犠牲となったホロコーストと並ぶ人類史上最悪の大虐殺、「ホロドモール」。
ウクライナの住民は自分たちで作った穀物を自分の口にすることが許されなかった。
300万人とも400万人ともいわれる餓死者を出したことは日本ではあまり知られて
いない…。 とらえ方によっては700万人とも1,000万人とも言われている…。
そんなに大昔のことではない…。
昭和に言い換えると昭和7年とか8年のこと…。
このような飢餓…。
ウクライナやカザフスタンなど旧ソビエト連邦各地での大飢餓を「ホロドモール」という。
ホロドモールで検索すると、それは正視に耐えない画像が次々と展開されるので、
興味のある方はどうぞ…。
言葉だけでよしとするなら、wikipediaでどうぞ。
・ホロドモール wikipedia
そんな負の時代を描いた。
ポーランド、ウクライナ、イギリス合作の伝記映画。
ホロコーストと並ぶ人類史上最悪の大虐殺、ホロドモールを描いた。
2019年公開の映画 ”赤い闇 スターリンの冷たい大地”が取り沙汰されている…。
・赤い闇 スターリンの冷たい大地で
・赤い闇 スターリンの冷たい大地で wikipedia
・ホテル・ウクライナ wikipedia
僕たちの世代には「ひまわり」が代表的かも。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが主演。
1970年公開のイタリア、フランス、ソビエト連邦、アメリカ合衆国の合作映画。
ひまわり畑はウクライナの首都キエフから500kmほど南にあるヘルソン州。
当時、日本でも評価された名作。
主題曲もスタンダードナンバーとして愛された。
僕も「ひまわり」や「ティファニーで朝食を」、「いそしぎ」などが収録された映画音楽の
アルバムを買ったものだ。
・ひまわり 2020
・ひまわり wikipedia
ホテル・ウクライナ。
※wikipediaより
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